《レオパの拒食を克服した方法》我が家のヒョウモントカゲモドキのシルシルが拒食になりました

《レオパの拒食を克服した方法》我が家のヒョウモントカゲモドキのシルシルが拒食になりました
 

みなさん、こんにちは。

タクミです。

我が家ではレオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)×3,ニホンヤモリ×1を飼育してます。

先日レオパのシルシル(メス)が初めて拒食になりました。

現在は克服しており安堵しておりますが、当時はたいへん慌てました。

レオパを長生きさせるには拒食との戦いは避けて通れないと聞いたことがあります。

飼っている方の中に悩んでいる方も少なくないと思うので、参考までに我が家のシルシルの症状と克服までに行った対処法を全て余すことなく記録したいと思います。

ぜひ最後までご一読頂ければ幸いです。

 
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我が家のレオパ”シルシル”の拒食症状について

 

 

 

先ず我が家のレオパ”シルシル”のプロフィールからご覧ください。

 

 

 

ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)

名前:シルシル

性別:メス

モルフ:ブリザード

年齢:9ヶ月

好きな食べ物:コオロギ

嫌いな人:タクミ(触られると噛み付く)

普段食べていたもの:冷凍コオロギ(イエコ)、乾燥コオロギ(フタホシ)、ミルワーム(おやつ程度)、たまにレオパゲル
※いつもバンブーピンセットにて給餌


体型と体重:太り気味

好きな場所:誰もいない夜中の流木の上

 
 

シルシルはこんな感じで、来た時から少し無愛想ではありましたが食事や健康は全く問題なくすくすくと成長しておりました。

しかし、ある日拒食は突然やってきました。

いつものようにバンブーピンセットでコオロギを与えたところ、「ぷいっ」とそっぽを向きました。

お腹がいっぱいなのかと思い、翌日、そして翌々日と餌を与えることにトライしましたが全く見向きもしませんでした。

レオパのアダルトは1週間に1回程度の食事になると聞きましたがまだまだ1歳にもなっていないシルシルが急に食べなくなるのはおかしいと思い拒食を疑い様々な対処を施すこととなります。

 

レオパの拒食時にやったこと

 

 

では実際に拒食時に行った対処法をご紹介していきます。

 

 

 

①温度と湿度の見直し

先ずは温度と湿度を冷静に見直しましょう。
シルシルのケージでは以下の保温器具を使って温度を保っています。

みどり商会 暖突 S サイズ

みどり商会 ピタリ適温プラス 1号


この2つで通常の温度管理は問題ありませんでしたが、冬の時期の夜中や明け方は冷え込みます。
糞は毎日出ていましたが温度が低いと消化不良などで食欲が落ちるのでそれも原因ではないかと考え保温器具を追加しました。

ジェックス エキゾテラ ナイトグロー ムーンライトランプ 75W 夜行性爬虫類用


この3点を同時に使うことでケージ室内の温度は30度前後まで上昇しました。

又、ウェットシェルターの外に出てくる時間も多くなりました。

湿度管理のため、
スドー ウェットシェルター L

上記を常日頃から使用していますが、霧吹きなどでの保湿も少し多めにするようにしました。

 
 

②ケージを目隠し&放置
シルシルはジェックス レプテリア クリア300キューブで飼育をしています。

複数の爬虫類を並べて飼育しているので、横には他の爬虫類がいます。
ガラスケージなので人からも他のレオパからも丸見えです。
少しシルシルは神経質なので拒食症状が出てからは壁やカーテンでケージの周りを覆い隠してみました。
更に、”押してダメなら引いてみろ”という言葉がありますが、
「構わないこと」がレオパの拒食克服に有効だったと聞いたことがあったので何日か最低限の世話以外はせずにほっといてみることにしました。
爬虫類はべたべた構いすぎるのは良くないようです。
上記により、ケージの外に出る時間が増え、シルシルは運動ができるため餌の消化が良くなり食欲が出るのではないかと考えました。

 
 

③餌を変える(シルシルはこれで克服!)

どうやら調べまくったところ、レオパという生き物は飽き性のようで餌にも飽きてしまうらしいのです。
シルシルの拒食時、餌の変遷です。
ほんとにレオパのお嬢様。

1.月夜野ファーム フタホシドライ 70g エサ フタホシ コオロギ

2.冷凍コオロギ(イエコ)

3.キョーリン レオパゲル 60g

4.ミルワーム

5.(生餌)ヨーロッパイエコオロギ M

コオロギの生き餌を我が家ではあげたことがなかったので、
試しにあげてみたところ約2週間ぶりにシルシルが餌を食べました。(一同歓喜)

因みにコオロギの生き餌は最初はピンセットでは食べませんでした。なのでケージ内に放して食べさせ、数日後にはピンセットからコオロギの生き餌を無事に食べられようになりました。

現在もまだ、元々食べていた冷凍や乾燥コオロギは食べません…

 
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我が家のレオパの拒食の原因とまとめ

現在は2週間程度の期間があった拒食を克服し、餌を食べている我が家のレオパ”シルシル”ですが、拒食に今後ならないように原因を可能な限り考えた結果大きく2つ見つけました。(本当にこれのせいなのかはシルシルに聞かないとわかりませんので迷宮入りです)

①餌に飽きた

②隣ケージのニホンヤモリの生き餌(コオロギ)のせい

恐らくこのどちらかだと思います。②は盲点でした。ニホンヤモリに小さい生き餌のコオロギをあげているのですが確かにたまにケージ越しジッとシルシルが見ていたのを覚えています。野生の勘を呼び覚まし生き餌にしか興味がなくなったのかもしれませんが本当のところは誰にもわかりません。(一応、拒食克服後もニホンヤモリとシルシルのケージの間には壁を設置しました。)

今回、我が家のレオパの場合には大事に至らず良かったですが拒食は長引くと生体が死に至る非常に厄介な症状です。

我が家では生き餌でダメなら理由がわからないので動物病院に行こうと決めていました。又、拒食中もレオパの体重や体型にはあまり変化がなかったのでじっくり様子を見ながら様々な試みをして、結果克服しました。これはこれで飼育者として大変勉強になり、良い経験値になったと思っています。

レオパは拒食に陥り易い生き物みたいですが、まだ飼育していて拒食を経験したことのない飼育者の方は他人のことと思わず事前に専門家やネットでも良いので情報を仕入れ、飼育中は対策をしながら飼育することが大事に至らない秘訣だと思います。又、少しでも疑問や不安があれば専門の獣医に相談したり診てもらうのが理想だと思います。

少しでもレオパを飼育中、これから飼育する飼い主様の参考になれば幸いです。

ではみなさま、良い爬虫類ライフをお過ごしください。

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